OECD学習到達度調査(PISA)で上位を維持する日本とフィンランド、両国の教育および文化に関する発表をもとに、これから求められる知性について考えることが本シンポジウムの目的です。
フィンランドからは、ヘルシンキを含む国内4都市を対象に行われた研究「LEIKKI ASTUU VARPAILLLE(2014-2016)」で「遊びの100テーゼ」を発表したイルッカ・タフヴァナイネン氏とサイヤ・トゥルネン氏をお招きします。2016年にナショナルコアカリキュラムが改訂された現在のフィンランドの教育について、制度と実践の両面から発表していただきます。また、フィンランドの乳幼児教育を研究され本シンポジウムの主催でもある山田郁子さんの貴重な報告もあります。
日本からは、リアリティのある経験から生まれる思考力と「子どもの自己形成空間」の重要性を提唱する高橋勝先生と、国内外の文化政策に精通し東京芸術文化評議会評議員を務める太下義之氏をお招きし、ご講演いただきます。
フィンランドと日本を例に、グローバル社会における知性を根源的に考えるための貴重な機会です。奮ってご参加ください。